エレクトーン4級のご質問につきまして


>はじめまして。質問したいと思ったのですが、どこですれば良いかわからなかった為、コメント欄にて失礼します。
>聞きたいこととしては二つです。
>一つは、グレードの初見演奏について。来年の一月に演奏グレード4級を受ける予定なのですが、初見演奏が壊滅的であまりの出来の悪さに自分でも嫌になってしまいます。昔から楽譜通りに弾くというのが苦手で、すぐに自分の弾きやすいように変えたり即興で弾いたりします。そのせいか、即興演奏や自由曲などは得意なのですが、初見力が皆無です。あの20秒足らずの予見とその後に弾く時間が恐怖で、楽譜から読み取る膨大な情報と音符の細さに精神がやられてしまい、途中で止まったり超適当に弾いて終わりにしてしまいます。5級の際も、11.5/20という点数で目も当てられず。教えていただきたいことは、この初見に対する恐怖心をなくす方法と初見力をあげる練習法などを教えてもらえると幸いです。
>もう一つは、音色やリズムの作り方についてです。毎年EFに出ていることもあり、音色も下手の横好き程度には作れるつもりではいますが、先生の元に持っていくと必ず直されます。その際にエフェクトなどを用いて直してもらうのですが、このエフェクトの使い方がよく分からないのです。いろんなジャンルを弾きますが、特に電子サウンドを好むためかエフェクトを使う機会もあるので、自分でつけてみたりするのですが、先生が作るようなイマイチいい音が出ない。音の使い方を見ると、『えっ、そこでその音を使うの?この音ってこんなに可能性があるの!?』と感じさせられてばかりです。リズムに関しても同じことが言えて、自分の音色やリズム作りの才能や経験がなさすぎるのが悩みです。どうすれば良いのでしょうか?
>大変低レベルな悩みですが、回答をよろしくお願いします。

はじめまして。こちらのエレクトーンのブログを熱心に読んで下さり、ありがとうございます。これからヤマハエレクトーン演奏グレード4級の受験にチャレンジするそうで、限られた時間の中で練習して演奏レベルをアップするのはなかなか大変なことだとは思いますが、グレード試験の合否に関係なく、4級にチャレンジするってとても素晴らしいことだと思います。

これから4級にチャレンジするということは、もうすでにヤマハエレクトーン演奏グレード5級は合格されていらっしゃるということだと思いますが、初見演奏が苦手だということで女お悩みのようですね。

質問の内容を拝見していましたら、「自由曲や即興演奏は得意」だと書かれていたので、私から見ればとてもうらやましい話ですね。5級~3級では自由曲ある程度練習すれば演奏力や表現力をアップさせることはできますが、即興演奏はとにかく苦手でした。5級以前に7、6級あたりから即興演奏が苦手で、「グレード試験に即興演奏さえなければどんなに楽しいだろう。」と思ったほどでした。なので、即興演奏が得意であれば、それが強みになると思います。

そこでご質問の初見演奏ですが、こればかりは楽譜をパッと見て演奏する力をつけるために、数をこなしていくしかないですね。私の場合は、ブライダルプレーヤーというお仕事を経験させていただいたこともあり、自然に即興演奏力と初見演奏力が身についてきた感ありです。

結婚式場のエレクトーン奏者って、今ではあまり見かけなくなりましたが、披露宴ではBGMを演奏したり、新郎新婦入場・退場の曲を演奏したり、余興では歌のリクエストが来て、それをエレクトーンで伴奏したりしていました。今ではほとんどの披露宴会場でCDを流して歌は通信カラオケが使われているのですが、私の場合はこの仕事の経験があったことで、初見演奏が得意になったような気がします。

つまり、初見演奏って何度も何度も初見で演奏する練習を繰り返した者勝ちだということなんですね。最初から4級レベルの初見演奏の練習問題をするのではなく、それよりももっと簡単にエレクトーンの楽譜を見て、練習を始めてはいかがでしょうか。

たとえばグレード9~8級の自由曲、7~6級の自由曲など、月刊エレクトーンに掲載された曲や楽器店で販売されている9~6級レベルの自由曲の楽譜などを初見で演奏してはいかがでしょうか。身近によく知っている曲があれば「この曲弾いてみたい」という気になれるし、実際の初見演奏の試験問題のレベルよりも下げて、何度も繰り返して練習すると良いですね。

もうひとつは、9~6級のBコースでは初見演奏がありますので、こちらの初見演奏の練習曲集などもヤマハの楽器店で販売されています。まずはこのへんから始めて何度も演奏してみると良いでしょう。

実際の5~3級のエレクトーンのグレード試験で、初見演奏について試験官がチェックするポイントがいくつかあると思います。ひとつは楽譜通りに正確に演奏すること、その楽曲にふさわしいテンポで演奏すること、楽曲によってはクラシカルな雰囲気の曲やリズミカルな雰囲気の曲もあるので、楽譜をパッとみてどんな雰囲気なのか、どんな感じで演奏すれば良いのか、速やかにキャッチすること。
あともうひとつは、表情をつけて演奏すること、そして楽曲にふさわしいレジストで演奏すること、初見演奏で求められるのはこのような要素です。

初見演奏の予見時間は、演奏する直前の20秒程度ですから、その時間内には試験官から提示された楽譜を見て、これらの要素について自分なりにまとめておきたいものです。
実際に、私のエレクトーン教室の生徒さんの何人かが「即興演奏の苦手だけれど、初見演奏がとくに苦手で。」と悩む生徒さんが多いんですよね。

初見が苦手な理由は、「パッと見た瞬間に、楽譜通りに演奏することができないこと」だと思います。初見演奏を得意に変えるには、今弾いている箇所よりも1小節先を見ておくことです。たとえば、今弾いているのが3小節目だとしたら、その時には4小節目の部分を見ておくといった感じですね。

私は初見演奏が苦手な生徒さんには、「今弾いているところよりも一歩先のところをしっかり見ておいてね。」と言います。そうすることで、少しずつ演奏に余裕が出てくると思います。初見が苦手な生徒さんの多くが、今弾いているところを一生懸命見ていて、次の小節を演奏している時はその部分を一生懸命に見ているといつた感じなんです。

これでは初見演奏が本当に初見になってしまうのですが、私は初見演奏は予見演奏だと思っています。一小節先を予見して演奏するものと考えてはいかがでしょうか。

最初は難しく思われるかもしれませんが、まずは簡単な楽譜で良いのでそこから始めて、少しずつ慣れていくと良いですね。初見演奏ってとっつきにくいかもしれないけど、結局は「慣れ」なので、訓練すればどんどんレベルアップできるし、うまくできるようになるとそれなりに点数も稼げると思います。
あとは、エレクトーンについている録音機能を使って、初見演奏で自分が弾いた曲を録音して、あとで聞いてみるときちんと演奏できた部分とできなかった部分が出てくるので、何度か繰り返して演奏してみましょう。録音すると、自分の演奏の長所と短所がすぐにわかると思いますよ。

エレクトーンの音色やエフェクトの使い方ですが、生徒さんと先生の好みやセンスの問題もあり、「これが正しくてこれが間違っている」というものではないので、あまり気にしなくて良いと思います。とくに今のエレクトーンって、音色やリズム、エフェクトなども種類が増えていて、複雑になっていて、昔のエレクトーンのほうがシンプルでしたよね。

エレクトーンや音色については、市販の楽譜についているレジストもありますので、それをいろいろ触ってみて研究してはいかがでしょうか。あと、月刊エレクトーンに曲がたくさん掲載されていて、リズムや音色についても書かれていると思うので、それを実践してみるのも良いかなと思います。このような情報をどんどん自分の中にインプットして、いろんなものを吸収していけば、音色やエフェクトの使い方や選び方もきっと上手になれると思いますよ。

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