エレクトーングレート4級合格の秘訣はその曲に合ったタッチで表現すること

一昔前にエレクトーンを習っていた人は、木目調の茶色い色をしたエレクトーン、音色の切り替えはボタンではなく、レバー式になっていたエレクトーンがなじみ深いと思いますが、今、エレクトーンを習っている人たちは、おそらくこのような古いエレクトーンを見たことはないかもしれませんね。

今は、もう結婚式場でもこのような古いタイプのエレクトーンを見かけることはほとんどなくなりました。最新式のエレクトーンは、ボタンがたくさんついていて、音色やリズムの種類が多くて、ジャズやマーチ、8ビートや16ビートのリズムの種類もかなり増えてきましたね。ひとつひとつの音色の響きがキレイで、ピアノの音色は強い力で弾くと、大きな音が出て、弱い力で弾くと音が小さくなります。

トランペットなどの管楽器の音色も実にリアルで、アフタータッチをかけると、音が強くなります。鍵盤を下方向に押すだけではなく、鍵盤を左右横に軽く揺らすことで、音色の変化が楽しめるのも、エレクトーンならではの魅力ですよね。

このように、エレクトーンにはピアノや電子ピアノでは、味わえないような魅力がたくさんあります。そして、エレクトーンで音楽を表現するのに、リズムや音色の選び方も重要ポイントですが、音色を選んだら、どのようなタッチで演奏するのか、表現力が問われます。

ヤマハ エレクトーングレード6級までは、音色のタッチトーンの表現について、それほど重視されることはありませんが、5級以上のグレード試験では、音楽のジャンルや曲の雰囲気に合った音色を選び、タッチトーンを上手に使いこなして、音楽の表現力が問われるようになります。

タッチトーンについて重視されるのは、右手のメロディーの演奏だけではなく、左手の伴奏やベースについても同様に重視されます。実際に、私がヤマハ エレクトーン5級のグレード試験を受験した時も、メロディーについてはタッチをうまく使いこなして、表現できていたのですが、ベースのタッチや音の長さにまで気を配ることができませんでした。

私だけではなくて、グレード試験5級以上を受験する多くの人が、ベースのタッチや長さ、休符の取り方、音楽のジャンルにリズムの雰囲気に合ったベースの表現ができてないようです。もしかしたら、たかがベースなのにと思うかもしれませんが、エレクトーングレード5級の試験の時に、試験管から「ベースの長さ、もっと注意して。スイングのリズムなのに、ベースが短すぎる。」と言われました。即興演奏で、2ビート、4ビートのリズムが指定されていたので、スゥイングのリズムを選び、あとはオルタネーティングベースの動きに注意しようと思って、演奏してはいたのですが、講評ではこのような指摘を受けてしまいました。

5級は2回目のチャレンジで合格を手に入れることができましたが、ここからが本当のスタート地点だと思い、4級の試験を受ける時には、5級の受験での講評について肝に銘じて、メロディーのタッチも重要だけど、それ以上にベースの弾き方について気を配るように努力しました。

エレクトーンの楽譜は三段の構成になっていて、上から右手、左手、そしていちばん下にベースの楽譜が書かれています。でも、楽譜には音の強弱やテンポ、どの場面で何番の音色に変えるといった内容しか、書かれていません。

ベースの楽譜は、音符と休符しか書かれていないので、スゥイングのリズムの曲ではどんな風にベースを弾けば良いのか、クラシックの曲ではベースをどう表現すれば良いか、そんなことはなにひとつ書かれていません。楽譜に書かれていないけれど、その音楽のジャンルやその曲の雰囲気に合うベースの表現力って大切なんですよね。

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エレクトーン4級はその人の音楽性が問われる! もっと自然に音楽を楽しんで

ヤマハ エレクトーン5級に合格したものの、4級になると何度受けてもなかなか合格できずに壁にぶち当たる人も多いようですね。私は、同期の講師や新人の講師に、「先生、エレクトーン4級ってどうしたら受かりますか? 何度かチャレンジしたものの、なかなか合格できなくて。」と、質問や相談を受けることがよくあります。

グレード試験に合格するには、ある一定の演奏のレベルに達していれば、合格できる可能性は十分にあります。でも、何度か受験して不合格になると、今後はチャレンジする気持ちが失せてしまうこともあります。

エレクトーングレード5級までは、コード進行をパターンで覚えていれば、モチーフ即興もなんとかなる!と思いますが、4級以上のグレード試験では、そのような考えでは通用しません。「4級になかなか合格できない、でも合格したい。」と悩んでいる人の多くが、グレード試験の点数だけを見て、そのことばかりにとらわれているようにも思えます。

「どうしたら合格できる?」と悩んでいる人は、合格ラインの75点に達していないので、ぎりぎり75点で合格できればもうそれでOKだと認識しているようです。しかし、点数だけにこだわるのではなく、ここで一旦、グレード試験の合格を目指すといった意識を捨てて、まずは原点に戻り、自分自身の音楽性を養うための努力をしてはいかがでしょうか。

私の場合、5級に合格してからすぐに4級にチャレンジしたのではなく、5級に合格した頃は、OLとして朝から夕方まで働いていて、土日、祝日にブライダルプレーヤーの仕事をしていたので、毎日忙しくしていて、なかなか次のグレードにチャレンジとまではいきませんでした。

でも、その分、クラシックやジャズなど幅広いジャンルの音楽を聴くように心がけて、音楽的なセンスをもっと身につけよう!と思いました。ブライダルプレーヤーの仕事をしていると、お客さんが食事をしている間、30分くらいの間は、BGMを演奏するので、その時間が私の音楽センスを磨くための時間だ!と思い、有効活用することにしました。

お祝いの場なので、明るくて華やかな雰囲気の曲を中心に演奏するのですが、クラシックやジャズなどを演奏することもありました。できるだけ、音楽のジャンルに偏りがないように、幅広いジャンルの曲を選びました。結婚式の演奏って、周りの人に音楽を聴かせるのではなく、その場に合った雰囲気の曲をBGMとして演奏するので、楽譜を見て楽譜通りに弾く必要はなく、アドリブを入れたり、その場の雰囲気に合ったアレンジにしたり・・・と、自由自在なんですよね。

この時間を大いに活用して、音楽のセンスを磨くように努力していたら、即興演奏の苦手意識もだんだん薄れてきて、自分が表現したいように音に出すことができるようになりました。

中には、ヤマハ エレクトーングレード4級に合格するための対策として、楽器店などで行われているグレード試験講座の個人レッスンやグループレッスンに通う人もいます。もちろん、そのような機会があればぜひチャレンジすると良いと思います。しかし、グレード試験に合格するための講座ですから、それ以上のことが学べないのは少し残念な気もしますね。

私の友人に、熱心にグレード試験に取り組む同期の先生がいましたが、熱心なあまりにグレード試験の点数ばかりを重視していて、なかなか点数が上がらないと悩んでいました。でも、もともと努力家なので、個人レッスンに通っていて、グレード4級にも合格したそうです。

ただ、私が思うには、グレード試験をあまり受験勉強のように考えてしまうと、曲を演奏することの楽しみが欠けてしまうような気がします。音楽を心から楽しみ、豊かな音楽性を身につけることができれば、自然に合格ラインに達するようになれると思います。

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